Knowledge Integration through Detecting Signals by Assessing/Scanning the Horizon for Innovation

KIDSASHI:きざし

Knowledge Integration through Detecting Signals by Assessing/Scanning the Horizon for Innovation

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執筆者:中島 潤(特別研究員)
世界では人口増加に伴う衛生的な水の不足などから、水の使用量をいかに減らすかが重大な社会的ニーズとなっています。 株式会社TBMでは、石灰石を60%以上含み、かつ原材料調達から製造・製品化まで極めて少ない水の使用量で、紙の代替品となる可能性を秘めた新素材LIMEX(ライメックス)を開発しました。 今後、広く産学官を巻き込んだオープンイノベーションなどを通じ、より広い意味で産業化し、グローバルに新たなイノベーションを起こしていく取り組みが期待されます。
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執筆者:蒲生 秀典(特別研究員)
超小型人工衛星の開発・利用が世界で活発化しています。しかしながら、小型軽量が求められる超小型衛星に推進機(エンジン)を搭載した例はほとんどないのが現状です。2017年3月、横浜国立大学と京都大学の研究グループは、電気推進の新技術であるエレクトロスプレースラスタを開発しました。推進剤として重いボンベを不要とするイオン液体を用い、マイクロチップ化したイオン源をスラスタに適用することで、小型軽量化の原理実証に成功しました。推進機を搭載できれば衛星自身が軌道を任意に選択でき、ビジネスや宇宙利用の幅が大きく広がり、さらに宇宙デブリの低減にも貢献できます。
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執筆者:矢野 幸子(特別研究員)
環境に残された動物の遺伝子(唾液中や糞尿中)からそこに生息する動物を推定する手法、環境DNAの解析が話題になっています。足跡から動物を特定するように、環境に残されたDNAから動物を特定します。環境DNAの新たな展開として、陸水域から海洋へと調査の範囲、最初は土壌微生物を対象とした解析手法だった環境DNAの手法を使っての研究は最近、魚類、ほ乳類へと解析対象が増えています。この優れた解析手法は、多くの共同研究者の手によって、利用の可能性を大きく広げているといえます。
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執筆者:矢野 幸子(特別研究員)
幹細胞を投与する治療法や細胞シートの開発、ゲノム編集を使って臓器の機能不全を治療する方法の開発が進んでいます。中でも困難度が高い、幹細胞から臓器を作る研究も急速に進展しています。臓器の芽を作る研究やバイオマテリアルの3Dプリンティング技術が進み、生体外で立体臓器を構築することが現実味を帯びてきています。また動物の体内でヒトの臓器を作らせる試みも次々と報告されています。