Knowledge Integration through Detecting Signals by Assessing/Scanning the Horizon for Innovation

KIDSASHI:きざし

Knowledge Integration through Detecting Signals by Assessing/Scanning the Horizon for Innovation

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執筆者:蒲生 秀典(特別研究員)
一般社団法人メディカル・イメージング・コンソーシアム発のベンチャー企業であるカイロス株式会社は、国立研究開発法人国立成育医療研究センターとNHK放送技術研究所の共同研究成果を基に、医師が一人で持てる超小型軽量の超高精細8K内視鏡を開発しました。心臓やがんなど長時間の手術にも使え、細い血管やがん細胞と正常細胞の境界がより正確に分かるようになり、手術の精度・安全性の向上が期待できます。また、大画面モニタに表示することで、複数の医師・看護師がリアルタイムに同時に見ることが可能となり、的確な判断や人材の育成にも役立ちます。
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執筆者:矢野 幸子(特別研究員)
冬眠現象は低代謝と関係していることが分かってきました。冬眠の研究にマウスが貢献します。広く扱われるモデル生物を用いて冬眠のメカニズムの解明が進み、人間や人間の組織・臓器を安全に低代謝状態へ誘導できるようになると、再生組織・臓器の長期ストックや重症患者の搬送など、次世代型の低代謝医療の実現が期待できます。
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執筆者:矢野 幸子(特別研究員)
冬眠といえばリスやクマが有名ですが、実は冬眠現象は低代謝と深く関与しており、組織や臓器の低温保存、麻酔や救急医療など広い研究分野と関係しています。そのため、現在、日本生理学会を中心に様々な学会で成果が発表されています。最近、若手冬眠研究者により研究会が、結成されました。冬眠や休眠を研究する研究者が集合することにより、研究の飛躍が期待されます。
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執筆者:相馬 りか(上席研究官)
近年、神経を介して臓器を電気的に刺激する疾患治療法(electroceuticals)が注目されています。ヨーロッパでは迷走神経から脾臓を刺激し、関節リウマチの症状が軽減された女性の症例が報告されています。医学的には、副作用や効果の個人差など検討すべき課題はあるものの、糖尿病、高血圧などの疾患に対しても有効な可能性もあり、産業界からも期待が高まっています。
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執筆者:相馬 りか(上席研究官)
ゲノム編集は、特定の位置のDNA二重鎖を切断する酵素を用いて標的のゲノム配列を自由に改変する技術です。従来の遺伝子組換えとは異なり、ゲノムに編集の痕跡を残すことなく改変することができます。近年、簡便かつ効率良くゲノムを改変できるゲノム編集の手法が確立し、世界中で様々な生物種に対してこの技術を用いた研究が行われています。最近は我が国でもゲノム編集に特化した研究拠点が大学等に整備され、学会も設立されるなど、組織的な研究体制が整いつつあります。
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執筆者:相馬 りか(上席研究官)
2016年10月8日、障害者の競技大会「サイバスロン」の第一回大会がスイスで開催されました。この大会は障害者がエンジニアや研究者とチームを組み、義手や義足などを装着してそのパフォーマンスを競うものです。パラリンピックとは異なり、使用する装置にはモーターなどの駆動装置をつけることができます。競技を行う障害者は「パイロット」と呼ばれ、動力付き義手・義足、動力付き外骨格、動力付き車いす、筋電気刺激自転車、ブレインコンピューター・インターフェースの6種類の競技が行われました。我が国からは3チームが参加しました。
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執筆者:相馬 りか(上席研究官)
牛肉1kgの生成に必要な飼料は10kg、鶏肉でも2kgは必要とされています。一方、昆虫1kgあたりに必要な飼料は1.7kg。 また、昆虫飼育に必要な水分は家畜より少ないだけでなく、広大な土地も必要ありません。生産効率の高いたんぱく源として、養殖魚の餌料や家畜飼料、さらには食料としても昆虫に注目が集まっています。
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執筆者:矢野 幸子(特別研究員)
有人宇宙機器の設計製作に用いられる安全管理手法である「3つの独立した危険防御策」が病院の管理に転用され、新しい展開が始まっています。異なる研究分野間の橋渡しがうまくいったポイントは、キーパーソン同士の対話、担当者の努力、地理的な関係がうかがわれます。
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執筆者:中島 潤(特別研究員)
超高齢化が進む我が国では、介護人材不足などの問題が顕在化しています。 そのような中、排泄介助の課題に対し研究ファンドを利用した企業が、超音波センサーやスマートフォンとの連動機能によって、排泄の周期を予知し、尿漏れ・便漏れを減らすことで、介護者・被介護者それぞれの負担軽減を目指すウェアラブルデバイスを開発しました。 最新の科学技術を超高齢社会などの社会問題の解決につなげていく動きに注目です。